「ああ御剣御剣御剣…!まったくなんて汚れなく美しく素晴らしい存在がこの世に生まれてきたんだろう!外見は勿論のこと心も綺麗だよね…!学級裁判のときなんか本当に舞い降りてきた天使に見えたよ!あのころも可愛かったけど大人になってからの憂いを帯びた瞳も眉間によったシワもぼくを惹きつけて離さないよ…。脚は長いし身長も高いし肌は白いし顔は綺麗だし、髪はサラサラだしツンデレの一言じゃとても言い表せない強さと弱さを併せ持った繊細な美形…ってスペックヤバいよね!?御剣ヤバいよね…真宵ちゃん」
「(ヤバいのはあんただよ…)なるほどくん本当みつるぎ検事好きだよね…」
「当たり前だろ!」
「もう新興宗教“御剣教”でも作ったら?」
「……!い、いやいやいや、御剣を信仰対象になんか出来るもんか。御剣はぼくだけのなんだからね」
「1年もない間一緒にいただけの友達を17年間信じて追い続けるって、もはや偶像崇拝だよね」
「御剣は偶像なんかじゃないよ!ずーっとぼくの中では一緒にいたんだよ」
「(きもい)」
「なんか今キモいって思わなかった?」
「思ってないよ」
「おい成歩堂!(バーン)」
「あ、みつるぎ検事…こんにちは…」
「うム、邪魔するぞ真宵くん」
「御剣ぃ!!(がばっ)」
「……成歩堂…(ぎゅう)」
「(イチャイチャしはじめた……ほっとくと大変なことになる…)み、みつるぎ検事何かご用ですか??」
「あ、ああ!そうだ。ちょっと考えていたことがあってだな」
「なぁに?」
「新興宗教“成歩堂教”を作らないか」
「「ぶっ」」
「キミはいつも自分を信じてくれる人を救うだろう?信じる者は救われるなんて、もはやキミは神と言っても過言ではない」
「過言だと思いますよ!」
「キミは神であると全世界に知らしめる時がついに来たのだよ」
「どうしちゃったんですかみつるぎ検事!?」
「み……」
「み?」
「御剣のばかぁぁぁあああ!!ぼくは御剣しか見てないのにいぃぃい!!!(脱兎」
「な!?待て成歩堂!!」
バカップルの出て行った扉を見つめながら、真宵はため息をついた。
完全に展開が読める為である。
30分もしたら帰ってきて、真宵を追い出しイチャイチャするのだ。
もう付き合っていられないと、荷物を纏める彼女であった。
おわり
久々の真宵の憂鬱シリーズでしたww
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