今日は二人重なった休日。
成歩堂はゆっくりと寝ていたかったのだが、御剣がいつも通りの時間に起き、肩を叩く。
「朝だぞ」
「んん〜…?まだ7時じゃん…」
朝に弱いらしく、グダグダとした口調で応える。
起こされて少し不機嫌そうだ。
「休みだからとダラダラしていると堕落するぞ」
「も、お前は年寄りかよ」
「…貴様と同い年だ」
「あれ〜そう」
「そうだ。ついにボケが来たな成歩堂」
「……ぼくが若者だって証明してあげようか…」
「あぁ、してもらおうか……って貴様何をする気だ」
御剣はすぐに相手の思惑に気付くが、既に遅い。
「っ!」
突然腕を引っ張られ、ベッドに倒れ込む。
いつの間にか身体を起こした彼は、御剣に跨った。
そしてニヤリと不敵に笑い、耳元に唇を寄せる。
「ぼくが若いかどうかは…身体でね」
「……この…!!」
語尾にハートマークが飛んでいそうな言葉に、すぐさま胸板を押し返した。
しかし、流石に同じような体型の相手は動かない。
「…ちょ、退け…ッ」
「いや」
必死に抵抗するが、唇を重ねられ、器用にシャツのボタンを外されていく。
口内に侵入して弄ってくる舌を噛みちぎってやろうか。
そんな事を考えているうちにシャツの前ははだけ、肌が晒されていた。
覗いたピンク色の突起を摘み上げられ、思わず声を洩らしてしまう。
「んッ…」
自分の口を両手で塞いでも時既に遅く。
成歩堂の口角は持ち上がり意地悪い笑みを浮かべていた。
「喧嘩してる相手にそんな声出しちゃうワケ?本当誰でも良いんじゃないの?」
「ッ…あぁ、貴様以外なら…誰でも良いな…」
笑みの形に唇を歪める御剣。普段笑わないくせに。
「あぁそう…じゃあぼく以外にして貰えば良いんじゃないの?」
そう言って胸から指を離した彼に、諦めたのかと安心したのも束の間。
ベッドサイドから取り出した幾つかの物を見て、御剣の動きが止まった。
そのうちの一つ、ロープを手に取り笑う成歩堂。
「…っ…」
言葉を詰まらせている間に、手を取られ抵抗出来ないまま縛られる。
下肢の衣服も剥がれて脚を開かされ、胸に付くように括りつけられてバタバタともがく。
「貴様ー!!!この阿呆が!解け!!」
「だぁめ…ぼく以外でも気持ち良くなっちゃうのか実験しなきゃ」
また笑みを浮かべてそう言うと、先ほど取り出した物を手に取る。
ピンク色のローションとバイブ。
「それをどこで買ってきたんだ貴様は!!!」
「通販だよ。此処に届けさせた」
「変な物を家に届けさせるな!」
「きみの名前で買いました」
「貴様という奴はぁぁぁ!!!!」
怒り狂う彼を無視して、ローションをたっぷりと手に取り、さらけ出された秘部に塗り付ける。
円を描くように少しずつ慣らしていくと、そこは収縮した。
「あぅ…っ」
入り口の辺りをいじられるのは感じるようで、小さく震える体。
指はだんだんと奥まで入り、慣らしていく。
「ん…だいぶ広がったね」
そう言うと、バイブにもローションを塗り、秘部にあてがう。
「止め…ッ!く…あぁ…」
内部に入ってくる、小さな突起の付いたそれは細身だがやはり圧迫感はあるが、滑りがあるし、大きさは問題ではない。
しかし、それは玩具である。
奥まで収まったのを確認すると、成歩堂は耳元に唇を寄せて囁く。
「いくよ」
カチリとスイッチが入る音。
「ッ…ぁ」
内部で機械音を立てて震え始めるそれに、ビクッと背筋を反らせた。
その様子を見てクスリと笑い、スイッチを一気に強にする。
「っ!嫌、ッ、あ…」
「そう…嫌なんだ。じゃあソレで気持ち良くなったりしないよね」
にっこり笑いつつ、縛られて身動きの取れない彼を放置し、ベッドから降りる。
ベッドの横に置いてあった椅子に脚を組んで座り、本を開きながら微笑み。
「嫌なのによがるなんて、ただの変態だからね」
「…、成歩…堂?」
その意図が解った彼が、困惑して銀の瞳で見つめる。
それを無視し、栞を挟んでいたページから続きを読み始める。
「おい、解けっ、抜け!!!」
必死に叫ぶが無視され、内部を暴いていくバイブが与えてくる快感に、唇を噛んだ。
このまま高められ、その挙げ句に果ててしまえば、きっと嘲笑される。
…耐えなくてはならない。
けれど、機械の無機質な動きは確実に身体を高める。
背筋に痺れるような震えが走り、身体が震える。
「く、んっ…」
唇を噛んでも、隙間から洩れるのは濡れた声。
慣らされた体は徐々に高ぶり、御剣は左右に首を振った。
成歩堂はこちらを見ていないが、脚を開かされた体勢が余計に感度を上げる。
絶え間なく与えられる単調な刺激は、それでも彼を追い込むには十分だった。
「ン…んっ、ふぅう…」
自身はひくひくと震えて限界を訴え、意地と快感の間で揺れる瞳には涙が滲む。
「くぅ…ぁ」
本から顔を上げ、その様子を眺める成歩堂は心底嬉しそうな笑顔。
「ふふ…もしかして気持ち良いの…?」
「あぅ…最悪、だッ!」
「…そう」
クスクスっと笑いながら組んだ脚に肘を置き頬杖を付きつつ、身悶える彼を観察する。
縛られ隠すことの出来ない場所に視線が注がれ、御剣は顔を真っ赤に染める。
「ぁ…見るなッ」
「…視線で感じちゃうの?エッチだね」
「違う…ッ」
否定し首を振るが、事実自身は痙攣し先走りで濡れていく。
蓄積していく熱を吐き出せず、体内に鳥肌が立つような異様な感覚に苦しそうに身体を震わせながら唇を噛んだ。
「ひぅ、んん…っ!」
「イッても良いんだよ…?」
傍観を決め込んだ彼の視線と、笑い声が鼓膜を震わせるのさえ快感に変わる。
自身は先走りを零し、びくびくと震えている。
その様子にうっとりとしたような表情を浮かべて全身を舐めるように眺める成歩堂。
「ふふ…やらしいね、御剣」
溜め息混じりの甘い声で名前を呼ばれた事で、身体から僅かに力が抜ける。
気を抜いたのと同時に、抑えていた物が湧き上がった。
「あッ、あぁ…!」
耐えられず甘い声を上げ、びくびくと痙攣する身体。
白濁が肌を濡らし、尾を引くように続く射精が伝い秘部までも濡れていく。
荒く息を吐く彼を少し離れて観察していた成歩堂は、目を細めて笑う。
「ははっ…本当に後ろだけでイけるんだね…このままにしておいたら何回イけるのかな?」
「…っ」
その言葉に、眉間に皺を寄せ、ギリッと奥歯を噛みしめる。
「…嫌、って顔だね?」
いつも通りに見えて、何かを含んだような意地の悪い笑み。
「なら、どうして欲しいかぼくに教えてよ」
「抜け」
「んー…抜いて下さい、御主人様。じゃないと。」
…来たよテンプレ、とは思っても口には出さず、睨み付ける。
拘束されている今、抵抗しても良いことなど有る訳がないと解っているが、従いたくなどない。
「誰が言うかっ…脳、三途の川で丸洗いしてこい」
もっと怒鳴りつけてやりたい心と裏腹に、まだ内部で蠢く玩具のため、吐息混じりの声しか出ない。
「そう…じゃあ好きにしてよ」
わざとらしく溜め息を吐き、本を閉じてテーブルに置いて立ち上がった。
そして寝室のドアの方へスタスタと歩く。
「…おい?何処へ…」
「身仕度して出かけてくる。2時間もすれば戻るよ」
「は…!?」
御剣は言葉を失う。
2時間も放置されたらどうなるか解らない。
彼が扉に手を掛けた時、反射的に呼び止めた。
「待てッ」
「何…?」
振り返った彼は、わざとらしいくらい普段通りの表情。
言わなければ、本気で放置する気だと目に見えた。
しかし、何故こいつに主人などと言わなければならないのか。
そうこうしている間にも玩具は中を犯し続けて、嫌でも身体は高まっていく。
「…用がないなら呼び止めないでくれるかな?」
呆れたようにそう呟き、わざとらしく大きく溜め息を吐いて、扉を開く。
「ッ…ま、待て…!」
再び呼び止めた銀の瞳は屈辱に涙が滲む。
「なぁに…?御剣…」
御剣は整った顔を悔しそうに歪め、ゆっくりと口を開く。
「…抜いて…下さい」
「ん…」
「ッ……御主人…様」
「ん」
その言葉ににっこりと微笑みベッドに近付いて、御剣に被さるような体勢になり秘部に飲み込まれている玩具に手を掛けた。
「ぁ…早く…」
瞳に涙を溜めたまま成歩堂を見上げて急かす。
「早く、なんて…何だかその台詞、誘ってるみたいだね」
クスッと笑い、抜く前に少し虐めておこうと、掴んだバイブを感じる場所に押し当てる。
「あっ…!?貴様っ…ぁ、あ、ぁあ…ッ!」
「どうせもう限界なんだから、イキたいだろ?」
「いッ、嫌だ、いやぁぁっ…!」
プライドの高い彼は首を左右に振るが、機械が前立腺に直接与えてくる気が狂いそうな刺激に耐えられる筈もない。
既に限界の近かった彼は、高い声を上げ、身体をビクビクと震わせて再び達してしまう。
その姿を見て笑い、内部から玩具を引き抜いた。
「は…あぁ…この、卑怯者…」
「何とでも…可愛いお前が悪い」
「責任転嫁するな!早く…紐も解いて…、って、おい…?」
彼が怒っている間に、何故か成歩堂はベルトを外し、下肢の衣服を取り去っていた。
嫌な予感がする。
「まさか…解かないつもり…か?」
声が震える。
脚を胸に付くほど折り曲げ、開かされて秘部を晒しているこの状態から一刻も早く抜け出したい。
しかし彼はにっこり笑って頷く。
「だってお前、解いたら殴るでしょ」
「………殴らない」
「…その間が嫌だね」
少し考えるように首を傾げた後、おもむろに縄を解き始める。
「解いてあげるよ、どうせ痺れてて抵抗出来ないだろうし…。」
言うとおり、縛り付けられていた手足は痺れてしまって、使い物にならない。
縄を解かれた腕をベッドに投げ出すが、脚はそのまま抱えられ、閉じることも出来なかった。
上から覆い被さる体勢になり、ヒクつく秘部に指を這わせる。
ローションと玩具で慣らされ、濡れた其処は抵抗無く指を飲み込んだ。
2本、3本と指を増やし、内壁を擦り上げる。
「ふあっ…ぁ」
二度達して敏感になっている身体が跳ねる。
前立腺を刺激しながら、体を屈めて胸の突起を口と開いている手で弄ると、甘い声が上がる。
「ぁん、あぁ…や、っ」
「此処弱いよね…」
「ひゃ!っ…、成歩堂ッ」
グリグリと指先と舌でこね回され、内部を引っかかれてビクビクと反応しながら名を呼ぶ。
その声に自然と笑みが洩れ、胸から口を離して、耳元に唇を寄せる。
刺激を与えながら、出来るだけ低く甘い声で囁く。
「好きだよ、御剣…」
「んっ…私もだ…」
優しい言葉に、まだ痺れる腕を背に回して瞼を臥せる。
臥せられた瞼に口付けをして、片腕で抱きしめ返す。
「ねぇ…機械と、どっちがイイ…?」
問い掛ける間も中をかき混ぜる指は止めず、快感を与え続けて。
喘ぎに呼吸を途切れさせながら、言葉を紡ぐ。
「ぅあっ…、キミが…良い…っ」
素直にそう答え、背にしがみつく腕に力を籠めた。
成歩堂は顔を上げて目を見つめ、嬉しそうに微笑みを浮かべて、指先の動きを緩める。
「もう欲しい…?」
彼はこくこくと頷きながら閉じていた瞼を開いて、濡れた瞳に成歩堂を映す。
「本当、きみって綺麗だよ…」
溜め息混じりに呟きながら服を脱ぎ捨て、秘部に自らの物を押し当てる。
片手を伸ばし、指で開きながらゆっくりと腰を沈めていく。
「あ、ぁっ…」
十分に慣らされている為痛みはそれほどないが、やはり玩具とは比べ物にならない質量と、熱を持った物が入ってくる感覚に、背に回す腕に力が籠もる。
「ぁう、あぁっ…大きい…」
「ふふ…全部入ったよ…?」
根元まで飲み込んだ内壁は、刺激を期待するようにひくひくと収縮する。
詰め気味だった息を吐き出し、一旦身体から力を抜く。
「御剣の中…熱いよ…。キツくて、気持ちイイ」
「…お前は…、何でわざわざそういう事を…」
「恥ずかしそうなきみが見たいからかな」
にっこり笑う彼に反論する間も無く、律動が開始された。
初めは緩く、段々と強くなる刺激。
腰を激しく打ち付けられて喘ぐ声と、卑猥な水音、肌が強く触れ合う音が部屋に響く。
「あ、あ、あぁ、んっ」
「っく…ぅ」
絡み付いてくるような熱い内部に、責める成歩堂も声を洩らす。
強弱を付けて突き上げ、時折感じる場所を狙って腰を打ち付けるその度、声を上げて身悶える御剣。
「ひ…あぁ…!ッ…」
「…もっと、此処に欲しい…?」
此処、と言いながら良い場所を突かれ、背筋が反り返る。
「なら、何て…?」
僅かに躊躇った御剣だったが、快感に勝てず素直に頷いて、ぎゅうっとしがみついて懇願する。
「ぁっ…突いて、下さいッ…!御主人…様…」
「よく出来ました…ぼくの御剣」
唇に口付けを落とすと、一点を集中して突き始める。
「あっ、ああぁ、っ」
背に回された指先が、無意識に成歩堂の肌を削いでいく。
痛みが走っても気にせず、顔中に口付けを落としながら刺激を与えていく。
2人の腹の間で擦れる自身は、先走りを流しひくひくと震え、限界を示していた。
「うぅッ!あ、ぁあ、も…成…っ!」
「…ッ」
「あぅ…成歩堂、あ――…!」
「っ…御剣ィ…」
腰を押さえつけ、痛みも混じるほどより一層強く突き上げると、2人は互いの名を呼びながら絶頂を迎えた。
「はぁ…ぁ」
内部に注ぎ込まれ、熱い吐息を洩らす。
お互いを抱き締めて離さないまま、2人は荒い呼吸を繰り返す。
「好き…御剣…」
「ッ…、中に…出すな…」
御剣は頬を染めて目を逸らし、照れ隠しのように呟く。
成歩堂はそれを聞いてクスッと笑い、優しく髪を撫でる。
「…出されてよがってた癖に…」
ぼそりと呟かれ、赤い顔が更に赤く染まる。
「――〜〜良がってない!!」
「いいやビクビク震えて喘いでたよ」
「……そんなことはどうでも良い!早く抜け!」
反論出来なくなった御剣は無理矢理に話題を逸らした。
素直でなくなり、先程までの態度が嘘だったかのような彼に、成歩堂はにっこり笑う。
「そう…。やっぱり年寄りだから鈍いんだね…」
「年寄りじゃない!!」
ツッコミを無視し、笑顔で御剣の両手首を押さえつけた。
「…中に出されるのがイイって認めるまでヤるからね!」
「え…ッちょっと待てえぇえ!!!!」
こうして、仲が良いんだか悪いんだか解らない彼らの休日は始まるのであった。
◆終◆
ギャグな文体でエロを書いてみよう計画、失敗。
…あれ…?椅子で傍観する成歩堂って、前に書いたっけ…?
好みでいくと方向性被りますよね。
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