「ぁ…ぁあ、ッ…」
御剣の甘く掠れた声が腰に響く。
先程から彼の痴態を見つめる、ぼくもかなり高ぶっていた。
「御剣…、もっと動いてくれなきゃ気持ち良くならないよ…?」
ぼくに跨って見下ろしてくる彼に、意地悪く笑ってやると少し泣きそうな表情を浮かべる。
仕方ないので、ぼくが下から腰を揺すってやると背筋がビクビクと震える。
「くっ…嫌、ぁあっ」
「嫌じゃ…ないだろ、こんなに硬くしてさぁ…」
手を伸ばして、胸の突起を押しつぶすと面白いくらいに体が震える。
感じ易過ぎる体、ぼくが何度も何度も可愛がった結果だ。
ココロのほうはすごく鈍感なのにな…
心の感度を下げていたのは意図的なのか、人とあまり関わりを持たなかった君だから。
「ひっ…ん、触る…なぁあ…」
心の中まで土足で踏み込まれて、無理矢理に暴かれて、傷口に触れられて…
無関心で居たかったそのココロを揺さぶられるのが、きっと一番感じるんだ。
「はっ…あ、だめ…」
屈辱で歪ませて、涙を流させて。
涙は、ぱっくりと開いた傷口に酷く滲みるらしくて、きみは余計に溶けた表情を浮かべた。
「御剣はさ…」
クス、と笑いながら囁きかけると、その体がびくんと震える。
…解ってるよ、お前がぼくの声まで、快楽と覚えてしまっていること。
「ぼくだけの、モノだよ…、お前はさ」
言いながら、下から何度もその体を揺さぶる。
流石にぼくの方も息が上がってきてしまっている。
「あッ、はぁ、あ…成歩堂、だめ!ダメ…っ」
「ははっ、ほら…、イッちゃえよ…!」
耐えるような色っぽい顔で首を振る御剣を追い詰めるように、両手でなぶっていた乳首を強く摘んでグリッと捻った。
「イっ、あ、やぁああ!」
大きくその体が震えて、甲高い声が上がる。
「…ッ」
彼の熱い精液が、ぼくの中に注がれた。
御剣は身体の力が抜け、ぼくの中に埋めたまま呆然としている。
折り曲げていた脚で、お前の腹を勢いを付けて蹴り上げると、下からでも流石に効いたのか反転してベッドに転がる。
萎えたそれがぼくの中から抜け落ちる。
すかさず身を起こし、今度はこちらが押し倒す姿勢になった。
「ぐぅッ…何、を」
「…ぼく、イけてないんだけど?」
蹴られた腹を抱えながら涙目で睨んでくるお前。
クク、と喉の奥で笑って、脚を開かせる。
慣らしてもいないアナルに凶器のように息づくものを押し当てると、御剣は目を見開いて抵抗した。
それでも無理矢理に押し開いた。
「っああああ!痛…痛い!!」
「…ねぇ、解っただろう…?」
キツくて少し苦しいけど、滴り落ちた血液で何とか奥まで埋めた。
「お前はもうさ…女なんて抱けないんだよ」
そう言った途端に絶望したような瞳でぼくを見上げる彼に口付けを落として、腰を揺すり始める。
「ァ、痛ぃ…成歩堂…やめ、止めて…!!」
痛いのは心なのかな?ボロボロと流れ落ちる涙。
構わずに突き上げる。
「あ、ぁあっ…!ひ、んんっ」
「女に挿れて、そんな声で鳴くの?…気持ち悪がられるだろうね」
「嫌、嫌だ…あぁあ、もう…止めて」
きみの身体は確実にぼくを求めてて、ぼくの全てに感じてる癖にさ。
いつまでも、被害者ぶらないでよ。
「お前は、ぼくに抱かれてるのが、お似合いなんだよ!」
「んあぁぁッ、ひ、やだぁあ!」
ビクビク跳ねる淫乱な身体を見下ろしながら、ぼくは怒りをぶつけるように何度も何度も禊を打ちつけた。
そのたびに上がる悲鳴じみた声。
御剣だって、最初はこんなんじゃなかった。
痛みと不快感しか感じないような行為だった筈だ(現にさっき、ぼくはそうだった)。
お前の身体を開発して、声だけで感じるように、中だけでイけるようにしたのは、このぼく。
「離れるなんて、出来ると…思ってんの?」
「あ、違ッ…んんっ、キミは誤解して…」
「…お前は喘いでれば良いんだよ」
眉間に皺を寄せて、絶え絶えな息の合間に紡ごうとする言葉を一蹴し、一番反応する場所を酷く突き上げる。
ビクンと跳ね、何度目だかの射精。それも構わずに、ひたすら責め続けた。
お前が悪いんだよ。
…涙なんて流しても、許してあげない。
こんなに、こんなに愛してる。
もっともっと深くまで、お前のココロを抉らせて。
「…他の人間なんて、見られなくしてあげる…」
そう、囁いたら、お前が一瞬だけ、笑ったような気がした。
END
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